ツリークライミングをはじめたいけど、何を買えばいいんだろう?
この記事では、ツリークライミング初心者が買うべきものを一覧にしました
紹介しているものを買えば、DRT(ダブルロープテクニック)で上り下りができるようになります
買うものリスト一覧の前に、注意点
ツリークライミング初心者であれば、講習会に参加しましょう
なんたって、安全第一ですからね
「講習会に参加せずに、独学でやる!」
って方は、せめて『はじめてのツリークライミング』は読むべきです
ロープワークから登り方、道具まで安全に必要な知識が幅広く学べます
図解が多く、わかりやすい点もGOOD
ぶっちゃけ、youtubeやネットの情報だけでは、登り方もよくわかりませんしね
それでは早速、必要な道具をみていきましょう!
初めに買うべき!ツリークライミング道具
- ヘルメット
- ハーネス
- ロープ
- ロープバッグ
- フリクションセーバー
- カラビナ
- フットアッセンダー
- スローライン
- スローウェイト
- ラインキューブ
以上、10種類は初めに買うべきです
購入場所としてオススメなのは、ツリークライミングワールド
専門店なので間違いありません。種類も豊富です
ただ、楽天やAmazonで同じ商品が安く売っていることもあります
一応、チェックしてみるといいでしょう
それでは、道具の詳細をサクッとみていきます
ヘルメット
ツリークライミングでは着用が義務づけられています
クライミング用のヘルメットを購入しましょう
バイクのヘルメットとかはダメですよ
耐久性が不十分ですからね
オススメはPETZLの『バーテックス』
仕事現場でも使われる信頼性の高いヘルメットです
ハーネス
ハーネスはツリークライミング用のものを買いましょう
ロッククライミング用はクッション性がないのでNG
体に食い込んで超痛いです(涙)
ちなみに、僕が使っているのはツリーモンキー↓
十分な機能がついているのに、そこまでお高くない。
10万円を超えるハーネスもある中、ツリーモンキーは3万円以下で買えます。
チェストハーネス(約1万円)を買えば、フルハーネスにもなります。
サイズは、2種類↓
- サイズ1 XS-M (ウエスト75~90 cm)
- サイズ2 M-XL (ウエスト85~120cm)
ウエスト74㎝の僕は、サイズ1を使っています
ベルトを最大限まで絞れば、ピッタリです
ロープ
ロープも必ずツリークライミング用のものを買いましょう
こちらも、ロッククライミング用はNG
伸縮性があるので結び目が作りづらく、摩擦にも弱いです
ロープの直径は11~13㎜、長さは36m~45mが主流
僕は、直径12.7mm、長さ45mのロープを使っています
ロープバッグ
ロープが痛まないように持ち運び、保管するのに必須です
値段は5,000円~3万円ぐらい
工具バッグで代用することもできます
バッグ自体は命を預けるものではないですからね
スクエア型↓
このバッグが2つあれば、記事で紹介している道具は全て収納できます
ちなみに、ラウンド型もありますよ↓
工具バッグだと、リュックのように背負えないのがネック
ただ、とにかく安い!
フリクションセーバー
ロープを木にかけた時に、摩擦でロープが痛まないようにする道具
『ハウススリーブ』と『リングセーバー』の2種類があります
初めに買うなら、設置が簡単な『ハウススリーブ』がオススメ↓
長さ90㎝のものを使っています
太い枝には長いタイプが必要ですが、この長さで十分ですね
カラビナ
- 最低でも破断強度が22.24kN(2267.8㎏)
- トリプルアクション機構のもの
ゲートを上げて・回して・開くタイプ
を購入しましょう
これらの基準を満たすものには、ANSI、CE、ISAのいずれかが表示されています↓
DRTで登るならロープとハーネスをつなぐために、1つあればOK
僕が使っているのは『TREEPRO D型 カラビナ オレンジ』です
フットアッセンダー
足に着け、踏みつけるようにしてロープを登ります
上方向には動くけど、下方向にはロックされ動かない
フットループでもいいんですが…
いちいち手で持ち上げるのが超メンドウ
フットアッセンダーなら足を上げるだけでOKなので楽チンですよ
フットアッセンダーを1回つかったら、もうフットループには戻れません。
スローライン
木の高いところにロープをかけるために使います。
スローウェイト(次に紹介します)を先端に結んで、振り子のようにして投げます
スローラインは特殊な素材で作られているため、
- 大人2人を吊るせるほどの強度
- 摩擦が少なく滑りやすい
- 結び目が作りやすい
という特徴があります
命を預けるものではないので、タコ糸や麻ヒモで代用する人もいますが、
余計な時間とストレスを避けたいなら、絶対買うべきです
僕は『フリンギットスローライン1.75mm』を使っています
スローウェイト
スローラインの先端に付けるオモリ
特殊な構造になっており、
- 壊れにくい耐久性あり
- 小枝が多くても引っかからない
という特徴があります
なので、「オモリなら何でもいいや」って、別物で代用するのはオススメしません
ストレスと時間が多くかかってしまいますからね。
ラインとウェイトの組み合わせは、こちらが一般的です↓
スローラインの太さ | スローウェイトの重さ | 飛距離 | 小枝の抜けやすさ |
---|---|---|---|
Φ1.4㎜ | 8oz(227g) | 30m | △ |
Φ1.75㎜ | 10oz(283g) | 25m | 〇 |
Φ2.2㎜ | 12oz(340g) | 20m | ◎ |
現場の状況にあったものを使えるよう、何種類か持っといても良いですね
ラインキューブ
スローラインとスローウェイトを収納する専用のバッグ。
ラインの先端をマジックテープで固定できるので、ラインが中で絡みません
折り畳みもできるので、持ち運びにも便利です
ラインが絡まると超メンドウですからね
ラインキューブも買っとくべきですよ
(おまけ)その他、服装について
服装
夏でも長袖・長ズボンを着ましょう
ケガや虫から身を守るために、肌の露出はNGです
靴
普通のスニーカーでOK
スパイク付の靴はNGです
木やロープを痛める原因になります
グローブ
別に着けなくてもOK
ただ、ロープとの摩擦で手が痛くなる可能性があります
皮膚が弱い人は着けときましょう
グローブは指先がないタイプがおすすめ
ロープワークがしやすいですからね
自分は軍手の指先を切ったものを使ってます。
(汚くてすみません…)
さいごに
ツリークライミング初心者が買うべき、必要最低限の道具を紹介しました
これらをそろえれば、とりあえず上り下りはできます。
- ヘルメット
- ハーネス
- ロープ
- ロープバッグ
- フリクションセーバー
- カラビナ
- フットアッセンダー
- スローライン
- スローウェイト
- ラインキューブ
必要なものがあれば、追加で少しずつそろえると良いと思います
参考までに、おすすめのランヤードの記事も置いておきますね↓
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
▼おすすめ本▼
初心者必見!
ツリークライミングの知識が幅広く学べます
図解・写真が多く、フルカラーなのでわかりやすいですよ
コメント