『楽天VTI』から『eMAXIS Slim 先進国株式』に乗り換えた理由

資産運用

8my(@8my__)です

 

今回の記事では、僕が『楽天VTI』の積み立てを止めて『eMAXIS Slim 先進国株式』に乗り換えた理由を紹介します

スポンサーリンク

それぞれの投資信託の概要

楽天VTIもeMAXIS Slim 先進国株式も特定の指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託です

それぞれの投資対象国、業種、特徴などを確認してみましょう

楽天VTI

バンガードが運用するバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を実質的な投資対象としています

VTIは米国株式市場の大型株から小型株までをカバーし、投資可能銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄で構成されています

出典:楽天VTI目論見書

投資対象国はアメリカのみ

通貨も米ドルのみで保有することになります

組入上位10銘柄は以下のとおりです(2020年6月14日現在)

銘柄 構成比
マイクロソフト 4.81%
アップル 4.14%
アマゾン 3.67%
フェイスブック(A) 1.73%
アルファベット(A) 1.43%
ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.39%
アルファベット(C) 1.37%
バークシャー・ハサウェイ(B) 1.25%
ビザ(A) 1.07%
プロクター・アンド・ギャンブル 1.03%

アメリカの超有名企業がずらりと並んでいます

業種別の構成比は以下のとおり(2020年6月14日現在)

業種 構成比
テクノロジー 25.2%
金融 16.6%
ヘルスケア 14.6%
消費サービス 14.0%
資本財 12.0%
消費財 7.9%
公益 3.2%
石油・ガス 2.7%
素材 2.0%
電気通信 1.8%

テクノロジー、金融を中心に幅広く分散されています

小型株を含め、アメリカ市場を丸ごと買いたいなら楽天VTIに投資しておけば間違いないですね

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

22か国の先進国(日本を除く)の大型株、中型株(時価総額の上位約85%)をカバーしている『MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)』に連動する運用をします

具体的な投資対象国(地域)は以下のとおり(2020年6月14日現在)

出典:『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』目論見書

アメリカが7割近くを占めています

組入通貨、組入上位銘柄は以下のとおりです

出典:『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』目論見書

組入通貨の7割が米ドル

そして、組入上位10銘柄のほとんどがアメリカの企業です

VTIの組入上位10銘柄とかなり似てます

アメリカを中心に幅広く先進国(日本を除く)に投資したいなら、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスが良さそうですね

コストを比較

信託報酬を含んだファンドの管理費用を比較してみましょう(2020年6月14日現在)

楽天VTI:0.162%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:0.1023%

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの方が0.06%ほど低いですね

それぞれ100万円ずつ保有していたとすると、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの方が信託報酬が600円ほど安く抑えられます

信託報酬は保有残高に対して毎年かかってくるコストなのでなるべく低い方が良いです

パフォーマンスと騰落率を比較

それぞれの同じ期間のパフォーマンス、騰落率は以下のとおりです

パフォーマンス
・楽天VTI

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
騰落率
ほとんど同じような動きをしていますが、楽天VTIの方が少しパフォーマンスが良いですね

乗り換える理由

以上を踏まえた上で、僕が楽天VTIからeMAXIS Slim 先進国株式に乗り換えた理由を紹介します

理由は以下の2つです

・投資する地域が分散される

・運用コストが低い(将来にわたって)

投資する地域が分散される

アメリカ経済は基本的に右肩上がりなので、米国株は非常に魅力的です

しかし、万が一アメリカ経済が失速した場合は米国株のみに集中投資しているとその影響を大きく受けます

アメリカ経済は世界の中心なので、失速すれば他の先進国株も間違いなく下げます

でも、なるべく影響を小さくしたい…

つまり、卵はなるべく複数の籠に分けておいた方が、落とした時に安心だからというのが理由の1つ目です

運用コストが低い

eMAXIS Slimは常に業界最低水準の運用コストを目指してくれます

他の投資信託がeMAXIS Slimシリーズより信託報酬を下げたなら、それよりさらに低い信託報酬を設定してくれるのです

つまり、eMAXIS Slimシリーズさえ持っていれば「低コストファンドが出た!」といって乗り換える必要が今後一切ありません

これが理由の2つ目です

さいごに

楽天VTIもeMAXIS Slim 先進国株式インデックスもどちらも非常に魅力的な投資信託です

信託報酬は低く抑えられ、世界経済の中心であるアメリカの株式に広く分散されています

今の経済状況が続けばアメリカのみに投資しているVTIの方がパフォーマンスが良いでしょう

ただ、市場がこれからどうなるかは誰にもわかりません

僕は『投資先の分散』と『コスト管理の手間』を考えてeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに乗り換えることにしました

この記事を書いた人
8my

投資、生活が豊かになる方法を探すことが好き。大企業で社畜→2年半で逃げ出す→田舎で木こりに転職→節約生活→積立投資とブログ開始→豊かで自由な生活を送るために日々模索中。目標はセミリタイア。金融資産2,200万。34才。娘2人。このブログでは、仕事(林業)のこと、投資のこと、生活の質を上げるための方法を発信します。

8myをフォローする
資産運用
スポンサーリンク
シェアする
8myをフォローする

コメント