時間とお金ではどちらが大切?

健康

時間とお金ではどちらの方がより大切でしょうか。
どのように考えれば、人生の幸福感が増すのでしょうか。

例えば『時は金なり』という言葉。
この場合は、時とお金は同じぐらい大切だと言っているので『時=お金』という関係でしょう。

1~2年前までの8myの考え方は『時間<お金』。
まだギリギリ20代でしたし、残業の少ない田舎の中小企業に勤めているので「時間はたっぷりある!」と思っていた一方、保有資産はまだまだ小さいのでこのように考えていました。

しかし結論から言うと、最も幸福感の増す考え方は『時間>お金』。
時間が1番大切だと考えると大きなメリットがあるんです。

今回の記事では『幸せをお金で買う5つの授業(著:エリザベス・ダン、マイケル・ノートン)』を参考にしながら、時間とお金が幸福感に与える影響を調べた研究結果と、これと正反対の事をしてしまっている残念なよくある買い物の事例を紹介します。

時間を大切にすると幸福感が増す!?

時間を大切にすると大きなメリットがあります。
そのメリットとは『幸福感が増す』ことです。

お金ではなく、時間を大切にすると人は人間関係やボランティアなどを積極的に行うようになり、さらには旅行などの経験的な買い物の満足度にまでプラスの影響がありそうです。

具体的な大学の研究結果を参考にしながら見ていきましょう。
ペンシルべニア大学の研究では以下のような結果が出ています。

1つのグループには、『時間』に関する文章を作る課題を出しました。
別のグループには、『お金』に関する文章を作ってもらいました。

この後、全員にこれからの24時間の過ごし方を考えてもらうと…
『時間』に関する文章を作ったグループの人は、人との付き合いや『親密な関係』に時間を使おうとする傾向があり、働こうとする人は多くありませんでした。
一方、『お金』に関する文章を作ったグループの人は働く意欲が増し、社交や親密な関係に浸ろうという気持ちが減ったのです。

時間に注意を向けると人は幸福と人間関係を最優先するのに対し、お金に注意を向けると冷静で合理的な考え方になることがわかりますね。

また、時間と寄付の関係では以下のようなことがわかっています。

これから寄付をしようとしている人に「どれだけのお金を寄付しますか?」と尋ねるより「どれだけの時間を寄付しますか?」と尋ねた方が多くの時間とお金を寄付する傾向がある。

『時間』を意識した方が人は多く寄付することがわかっています。

これらは時間を大切にすると『今この時』の価値をより強く意識するようになるためだと思います。
『今この時』に自分も相手も充実した時を過ごせるように「他人が喜ぶことをやってあげよう」とか、「思い出をしっかりつくろう」、「人との関係を重視しよう」という気持ちが出てくるのでしょう。
このような気持ちが結果的に、幸福度や旅行などの経験的な買い物の満足度など様々なものに対してプラスに作用すると考えられます。

お金を意識すると幸福度は下がる

逆に時間よりお金を意識してしまうと幸福度は下がります。
トロント大学の研究で以下のようなものがあります。

400人ほどの被験者に美しい音楽を聴かせた。
1つのグループは、自分の年収から1時間当たりの時間給を計算してもらった後で、美しい音楽を聴いてもらった。
もう1つのグループは何もせず普通に音楽を聴いてもらった。

すると、自分の時間給を計算してから音楽を聴いた人たちは、音楽の楽しみが減少した。
彼らはいらだち、早く仕事に戻れるよう音楽が早く終わって欲しいと感じていた。

時間よりもお金のことを意識してしまうと、お金にならない活動をすることを嫌がる傾向があるんですね。
こうなってしまうと、日常の生活の大部分であるお金を稼いでいない時間がストレスフルなものになってしまいます。
これでは、仕事、仕事、仕事…という状態になってしまい、幸せな感覚は遠のいてしまいます。

残念な買い物の例 その1:お金>時間となっている

人の買い物の様子を見てみると、その人が時間とお金に対してどういう価値観を持っているかがよくわかります。

例えば、より安いものを手に入れるために何時間も買い物に時間をかける人。
この人は、時間の価値よりお金の価値を大切にしてしまっています。

1円でも安いものを手に入れるために、何枚もスーパーのチラシを見て、遠いスーパーにもわざわざ出かけていく…
そんなおばちゃんが、あなたの周りにもいませんか??

本人は「1円安く手に入った!」と喜んでいるかもしれませんが…
1円高い買い物をしても、そこにかかっている時間を自分の好きなことに充てられた方がよっぽど幸福感は高いと思います。

同じ店の中で、「こっちの商品の方があっちのより安い」という理由で比較して買うのは分かりますが、わざわざ店をはしごしてまで安いものを買うのは時間が非常にもったいないと思います。

さらに、こういう人は値段の安さばかりを気にして、商品の質、食べ物であれば風味などに意識が向きづらくなり、購入した商品の満足度が低くなってしまうでしょう。

残念な買い物の例 その2:時間を失う買い物

「自分はお金より時間を大切にしている」と思っている人がやってしまいがちな残念な買い物もあります。

将来の幸せな時間を想像して高い買い物をすることです。
例えば、大きな家や車。
これらは、価格が高いために将来の自分の時間を奪う可能性があります。

「大きな家でみんなでパーティーをしよう」「いい車に乗って遠くまで旅行に行こう」などと購入する際は将来の幸せな時間を想像し、購入を決めます。
しかし、将来が全く違い不幸せな状況に陥る場合があるのです。

大きい家を買ったはいいけど、ローンの支払いがあるから仕事にいかなきゃ…
家が広いから、掃除が大変…
いい車を買ったはいいけど、旅行にいくお金もないし…
仕事が忙しくてそんな暇もない…

大きな買い物をしたために、将来において自分の時間が奪われてしまうのです。
こうなってしまっては本末転倒ですよね。

将来の幸せというのは非常に漠然としたものです。
本当にこの買い物は将来の幸せを増やしてくれるのか?
自分の時間を増やしてくれるのか?
こういうことをしっかりと考えてから買うようにしたいですね。

まとめ

お金よりも時間を大切にすることで、『今この時』に集中するようになり幸福度は高まります。
普段から「自分の時間が一番大切」と自分に言い聞かせると良いかもしれませんね。

買い物などの日常な小さな行動でも、変えてみれば驚くほど生活にゆとりができ、心が豊かになるかもしれません。

「この選択は、自分の時間にどのような影響があるのか」「時間が増えるのか?減るのか?」など金銭的な問題よりも先に時間のことを自問するようにしたいものです。

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