なぜ『もの』より『経験』を買った方が幸福になる。その理由は?

健康

同じ金額の買いものをするのであれば、満足度や幸福度が高くなる方がいいですよね。
無駄なものや、変なものを買ってしまってお金を捨ててしまうようなことはしたくありません。
できるだけ後悔をしない買い物をしたい…
それにはどうすればいいのか…

結論から言うと、『もの』ではなく『経験』を買うようにすれば良いです。

『経験』というのは、旅行やレジャー、おいしい食事や学習、芸術鑑賞などで、普段できないような体験をすることです。
『もの』というのは分かりやすいですね。
家、車、服、カバン、家電などを買うことです。

なんで『経験』を買った方がいいの?
思い出はプライスレスだから?
そんな疑問がわくと思います。

そこで、現在、読み進めている本『「幸せをお金で買う」5つの授業』にその理由を解き明かすための調査結果、研究結果が載っていたので簡単に紹介します。

『経験』を買った方が満足度が高いという研究結果

なぜ『経験』を買った方がいいのか?
その具体的な理由の前に、まずは『経験』を買った方が満足度が高いことを示す研究結果を紹介します。

テレビゲームをしたり、歌を聴いたりするといった経験を買うことは、キーチェーンや額縁など物質的な買い物をするのとは違い、より長く残る喜びを得られる。

※ テキサス大学の研究結果

50歳以上の成人の日常での支出と幸福度を関連付けたところ、支出の中で最も重要だったのは、旅行、映画、スポーツイベント、ジムの会員権などを含む研究者が『レジャー』と名付けたカテゴリーだった。
多くのお金をレジャーに使う人の方が、人生に対する満足度が明らかに高かった。

※ ウィンスコンシン大学の研究結果

他にも複数の『もの』より『経験』を買う方が満足度、幸福度が高くなることを示している研究結果が載っていましたが多いので割愛します。

複数の大学で同じような研究結果が出ているので、やはり『経験』を買う方が満足度が高いんでしょうね。

『もの』を買わない方が良い理由とは?

それでは、なぜ『経験』を買う方がいいのでしょうか?
まずは、『もの』を買わない方がいい理由から見ていきましょう。

『もの』を買わない方がいい理由は2つあります。
1つ目は他のものと比べてしまうからです。
下のような研究結果があります。

賞品として高性能のボールペンを学生たちに渡し、すぐに使ってみてくださいといった。
他の賞品が、削っていない鉛筆や輪ゴムだった時は、学生たちはボールペンを絶賛しました。
しかし、他の賞品がUSBメモリや革表紙の手帳だった場合はボールペンへの評価はがた落ちになった。

私たちは、それよりもよい品物が手に入ることを知らなければ、手元にあるもので十分な幸せを感じられる。

※ コーネル大学の研究

今の世の中は、より高性能な新商品が次々とでてきます。
人は『もの』に対しては、より良いものを欲しがるという特性があるので、『もの』を買って今の世の中で幸福感を高めるのは難しそうですね。

もう1つの理由は、物質的な買い物に対する満足度は時が経つと減少するから。

『もの』は購入後にだんだんと背景の一部と化していくように思われるのに対して、『経験』は時が経つにつれてますます良いものに感じられるようになります(コロラド大学の研究結果にも同様のものがあります)。

『もの』を買った時は「新しいものを手に入れた!」「ずっと買いたかったものが、ついに手に入った!」と興奮します。
しかし、その興奮はずっと続きません。
興奮がおさまった後は「そこにあるのが当たり前」という感覚になってしまいます。
そりゃそうですよね。もう手元にあるわけですから。

それに比べて『経験』はどうでしょう。
旅行に行った経験を思い出してみてください。
「あの景色が綺麗だった」「食べ物がおいしかった」「誰かと過ごせて楽しかった」などの経験は心の中に残っています。
そして、「天気が豪雨だった」「宿がボロかった」という嫌な思い出さえも、時が経つにつれて、笑い話になったり、それ自体が良い思い出になることもあります。

『経験』を買った方が良い理由とは?

それでは次に『経験』を買った方が良い理由を見ていきます。

『経験』を買った方が良い理由も2つあります。
1つ目は上で述べたとおり、経験的な買い物に対する満足度は時が経つと増大するから。

そしてもう1つは、経験的な買い物には、分を安心させたり自信を与える効果を期待できるからです。
以下のような研究結果があります。

経験は物質的なものより私たちを幸福にしてくれる。なぜなら、人とのつながりを感じる可能性が高いからだ。

※ サンフランシスコ州立大学の研究

人が虚無感に打ちひしがれる時、思い出は心と体の健康の崩壊を防ぐ障壁となって、生命力を高め、プレッシャーを緩和してくれる。

※ ノースダコタ州立大学の研究

「あの店のラーメンがおいしかった」という経験には自分の不安を緩和させてくれる効果は期待できそうにないですが…
例えば、ある経験を買ったことで人とのつながりができ、その人との思いでや楽しかった経験が、自分がつらい時に力や自信を与えてくれる。というのは考えられます。
8myにも思い当たる節がありますね。
これは『もの』では絶対に期待できない効果です(もの自体に思い出や経験が含まれれば別だけど)。

『経験』を買って日常の幸福度を上げよう

以上が『もの』よりも『経験』を買った方が良い理由でした。

テキサス大学の研究結果で少額のものでも『もの』を買うより『経験』を買う方が幸福度が高いと示されていますし、ニュージーランドのある研究では買う経験の長さ(この研究場合は旅行)が違うからといって幸福度はあまり変わらないことも明らかになっています。

日常の小さなことからでも、なるべく『経験』を買って、自分の幸福度、満足度を高めるようにしたいですね。

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