
- 資産運用したいけど始め方が分からない
- 何に投資すべき?
- 投資する際のポイントが知りたい
- なるべく失敗したくない
これらの疑問について完全初心者でも分かりやすいように解説していきます
25歳から投資を始め、2019年末に資産1,000万円を達成
投資対象は、個別株、投資信託、海外ETF、ソーシャルレンディング、FX、仮想通貨
結論からいうと、資産運用が初めてならば
- 節約をして投資元手を確保
- ネット証券で積立NISA口座を開設
- 手数料の安い投資信託(eMAXIS Slim バランス 8資産均等型)をずっと積み立てる
これがおススメです

わかりやすさ重視、画像多めで解説していくよ
それでは見ていきましょう!
不動産と金融商品ならどっちがいい?

金融商品って株とかでしょ?なんだか怖いな…
安全そうな不動産の方がいい?

初心者には金融商品の方がおすすめです

投資対象について
不動産は価格が安定しているというメリットがありますが、購入費用が高く、売買の手続きがめんどくさいので初心者には少々キツイです
一方、金融商品は数千円から投資することができ、クリック1つで売買も完了するので初心者でもとっつきやすいです
株 | 会社がお金を集めるために発行する 株を買うと会社のオーナーの1人になることができ、配当金がもらえる |
債券 | 会社や国がお金を集めるために発行するもの 利息を受け取ることができる |
投資信託 | いろんな株、いろんな債券の詰め合わせのような商品 詳しくは記事後半で解説 |
金融商品への投資で稼げる仕組み

金融商品はどうやったら稼げるの?

金融商品では『値上がり益』と『配当、利息』の2パターンで利益がでます
それぞれ簡単に解説しますね
「知ってるよ!」と言う方はスキップして、「金融商品で資産運用する際のポイント」へ飛んでください
値上がり益

値上がり益
安いところで買って、高いところで売る
その差が利益になります
金融商品と言えばこちらをイメージする人も多いでしょう
取引する数量を増やせば短期間でガッツリ稼げます
『値上がり益を狙ってしまう』
実は、短期間での値上がり益を狙うのはハードモード
プロばかりの世界なので初心者に勝ち目はありません
また、売買を繰り返すと手数料も取られてしまいます
配当、利息

配当、利息のイメージ
金融商品を買って持っているだけでもらえます
預金の利息のようなイメージです
配当は年に数回しかもらえませんし、額も小さいですが、『持っているだけ=何もしなくてOK』なので、投資初心者はこちらを狙うのがオススメ
日本企業の株であれば、株主優待といって株主に自社製品やサービスをプレゼントしてくれる会社もあります
金融商品で資産運用する際のポイント

なるほど。そうやって利益がでるんだ
実際に運用する時は何に注意すべき?

ポイントは5つあります
これらを守っていればリスクを抑えつつ、運用できますよ
- 超長期で運用する
- 分散して投資する
- 定期的に投資する
- 非課税制度を活用する
- 手数料をなるべく低く抑える
超長期で運用する
1、2年でガッツリ稼いでやろうとすると、無理な売買を繰り返して失敗する可能性大です
なので、1度買ったらずっと保有して、配当金や分配金をチマチマともらっていきましょう
そして、配当金や分配金で金融商品を再び買っていく(再投資)
これを繰り返すと…
保有する金融商品がどんどん増え、入ってくる配当・分配金も雪だるま式に増えます
10年、できれば20~30年じっくり運用していくのがおすすめです
理由は、長期的に保有して再投資を繰り返すと利益が大きくなっていくからです
以下のグラフを見て下さい
(結論だけでいい!難しい話は勘弁!という方は飛ばして次の項目へ進みましょう!)

出典:敗者のゲーム(著:チャールズ・エリス)
これは1926年に1ドル投資した場合、2012年に何ドルになったかを示すグラフです
長期的にみると株式や債券は右肩上がりですね
しかもこれ、どこの国でもほぼ同じなんですよ(上のグラフはアメリカです)
以下の記事で紹介しているので、興味がある方はご覧ください
「いや…意味わかんないんだけど…」というあなたのために、3行にまとめると
- 資産運用はできるだけ早く始める
- ずっと保有して再投資する
- 現金だけしかもってない(投資していない)とマジでヤバイ
長期的に右肩上がりだと知っていれば、不安になりませんし、長期保有や再投資の重要性もわかると思います
分散して投資する

集中投資と分散投資の違い
A社の株だけに30万円を集中投資した場合、A社が倒産してしまうと株は紙切れになります
A社以外にも投資しておけば、A社が倒産したとしても損失を抑えることができます
また、投資する企業の分散だけでなく、投資する国や金融商品の分散も重要
とにかく、初心者の方は投資先を分散しまくる。これでOKです
『すぐに儲けようとして1つの商品に集中投資する』
プロのトレーダーだったら集中投資した方が効率が良いですが、初心者は止めときましょう
資金が溶けます
定期的に投資する
定期的に決まった額を投資することで、価格が高い時には少なく、価格が低い時には多く買うというプロのような投資が簡単にできます

定期購入が良い理由
例えば毎月300円ずつ投資する場合、価格が300円の時は1つしか買えませんが、価格が150円に下がると2つ買えますよね
このように、安い時に多く買えるので効率の良い投資ができます
『価格が下がった時に買い控え、価格が上がると買いだす』
損する投資をやりがちです
価格が下がったところで買うのは感情的に難しいので、価格に関係なく定期的に一定額を購入するのがおすすめ
非課税制度を活用する
積立NISAを利用しましょう
政府が「個人にもどんどん資産運用をしてもらおう」ということで、導入されたお得な制度です
ザックリ説明すると…
- 年間40万円までの投資であれば、利益に税金がかからない
⇒通常なら約20%税金がとられるが、なんと0% - 20年と長期にわたって利用可能
⇒『超長期で運用する』と相性が良い
というものです
詳しくは以下の記事で解説しています
積立NISA口座は1つの証券会社でしか開けません
メインで利用する証券会社で開設しましょう
(証券会社の口座開設については記事の後半で紹介します)
手数料をなるべく低く抑える
手数料は売ったり買ったりする際にかかる費用
また、保有しているだけで手数料がかかる場合もあります
手数料の分だけ確実に利益が減ってしまうので、できるだけ手数料が低い所で、手数料の低いものを買いましょう
投資信託が初心者におすすめな理由

投資する際のポイントは分かったけど…
具体的にどの金融商品を買えばいいんだろう?

初心者の場合は投資信託がおすすめです

投資信託は金融商品のフルーツバスケット
詰め合わせ方はいろいろあるので、投資信託の数は非常に多いです
投資信託がおすすめな理由
投資信託には以下のようなメリットがあるので初心者でも投資しやすいです
▼ 投資信託のメリット5つ
投資信託は、再投資や分散などの『資産運用の基本的なこと』がすべて自動でできるので手間がかからず非常に便利です
ただ、デメリットもあります
▼ 投資信託のデメリット2つ

初心者には投資信託がおすすめですが、慣れてきたら他の金融商品も試すのもありですね
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)がおすすめ

へぇー。投資信託が初心者におすすめなのかー
なんていう商品名の投資信託を買えばいいんだろう?

そこは、自分で調べましょう!
調べて自分で考えることが大切です
何も考えずに投資すると失敗しますよ!
というのが本心なのですが、個人的な意見であれば
eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズがおすすめです(2020年11月時点)
eMAXIS Slimシリーズは、「将来にわたって最低水準の運用コストにする!」という方針なので、新たに安い手数料の商品が出てきても、それよりさらに手数料を下げてくれるという優れものだからです

つまり、eMAXIS Slimシリーズを持っていれば「あっちの方が手数料が安い!」と言って乗り換える必要が無くなります
また、eMAXIS Slimシリーズの中で初心者におすすめなのは
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
いろんな国、商品に分散されているのでリスクが抑えられており、これ1つに投資しておけば、ほぼ世界全体の株、債券、土地に投資することができます
資産運用の始め方を3ステップで紹介

そうなんだ。
よし!貯金を下ろして試しに買ってみよう
買うとしたら…銀行かな?

いや、ちょっと待ってください
資産運用の始め方を3ステップで解説するので参考にしてください
【ステップ1】生活維持のための貯金を確保
まずは、当分の生活が維持できるように貯金をしましょう
病気にかかった!失業した!という際に、手元に現金がないと困るので
できれば、最低6か月分の生活費を確保しておくのがおすすめです
手元に現金を残さず、全て投資するのはおすすめしません
何かあった場合に強制的に金融商品を売らないといけないからです
【ステップ2】証券口座を開設する
必ずネットの証券会社で口座開設をしましょう
人件費がかかっていない分、手数料が安いです
おすすめの証券会社は楽天証券とSBI証券
口座開設はもちろん無料でできます

ちなみに、僕は両方の口座を持っています
初心者の方には楽天証券がおすすめ
楽天証券

出典:楽天証券公式ホームページ
楽天証券では投資をしながら楽天ポイントが貯まるのが最大のメリット
ポイントを使って投資することもできます
僕が初めて開設した口座が楽天証券でした
そして、今も一番よく使っている口座です
SBI証券

出典:SBI証券ホームページ
SBI証券も非常に使いやすいです
IPOの取り扱いが多い、外国株が取引きしやすいというメリットがあり、僕もIPOと海外ETFではSBI証券を使っています(へぇー、ぐらいで流してOK)
口座の種類を選ぶポイント
どこの証券会社でも、口座を開設する際に『一般口座』か『特定口座』かを選択することになります
初心者は、必ず特定口座(源泉徴収あり)を選択しましょう
確定申告など面倒な税金の計算をすべて証券会社がやってくれるので、自分たちは特に何もしなくてOK。非常に楽です
また、先ほど紹介した積立NISA口座もあわせて開設しておきましょう
お得で利用しやすく開設しない理由が無いです
ただ、積立NISA口座は1つの証券会社でしか開設できません
「これからメインで使っていこう!」という証券会社で開設しましょう
『よくわからないから…と、銀行など対人の店舗で購入してしまう』
対人の店舗は人件費がかかっているため手数料が高いことが多いです
また、店側はお店が儲かる商品(手数料が高い商品)を売りつけてきます
カモにならないよう、絶対に行ってはダメです
【ステップ3】節約→投資のサイクルをずっと繰り返す
あとは以下のサイクルをずーっと繰り返せばOKです
1.節約する
生活に必要な消費はOKですが、浪費はダメ
無駄はできるだけカットしましょう
2.収入>支出を維持
節約をして毎月の収支を黒字に
大きな出費があると分かっている場合は、事前に貯金
本当に急な出費の場合は【ステップ1】で作った生活維持のための貯金で対応しましょう
3.残ったお金を投資
毎月の残高をすべて投資
残すのが苦手!という方は月の初めに一定額を先に投資してしまうのもあり
4.配当金は再投資
配当金や分配金を「あぶく銭だー!」と言って散財してはダメです 笑
『3.残ったお金を投資』とあわせて、配当金を再投資します
この1~4のサイクルをずーっと繰り返すと、雪ダルマ式に資産が増えていきます
まぁ、時間はかかりますが…逆に言えば時間さえかければ誰でも同じ方法で資産運用ができます
まとめ
資産運用の初心者であれば、
- 節約をして投資元手を確保
- ネット証券で積立NISA口座を開設
- 手数料の安い投資信託(eMAXIS Slim バランス 8資産均等型)をずっと積み立てる
という方法が無難だと思います
非常に地味な方法ですが、資金を溶かしてしまっては元も子もないですからね
少し慣れてきたら、株やETFなどの別の金融商品にも挑戦してみるのもいいかもしれません
それでも不安なあなたへ

一通り読んだけど、まだ不安だな

月1,000円の少額からでもいいのでやった方が良いと思います
投資に絶対はありませんが、これだけは絶対です
やらずに後悔するより、少しずつでもやってみましょう
やってみると「意外と大丈夫だ」「投資って楽しい」と価値観が変わると思いますよ
▼ 無料の口座開設リンク ▼

楽天証券

SBI証券

さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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