結論から言うと、幸せになる勇気=愛する勇気です
それでは、サクッと見ていきましょう!
そもそもなぜ幸せでないのか?
「わたし」が「特別」であろうとするのが原因です
特別であるために以下のような問題行動をとってしまいます
賞賛されないことがわかると注目喚起にうつり、注目喚起でもダメなら権力争い…
と段階がどんどん進みます
これらはすべて自分を「特別」だと他者に認めてもらうための行動です
「わたし」の価値を
- 他者に依存して決める
- 自ら決める
どちらが幸せな人生かは明らかですよね
愛するってどういうこと?
本書のタイトルにもなっている『幸せになる勇気』とは『愛する勇気』のことです
『愛する』と言われても抽象的で分かりづらいですよね
もう少し具体的に言うと
1.「わたし」から脱却して
2.他者を尊敬すること
です
「わたし」から脱却するとは?
・ありのままの「平凡なわたし」を認めること
無理に特別な私であろうとするほど、他者からの承認を求め苦しくなります
また、自分を信じることができなければ、他者を信じることもできません
なので、他者と比べることを止め、『普通』『平凡』『ありのまま』の自分をまずは認めることが大切なんですね
他者を尊敬するとは?
・その人らしく成長できるように気づかう
・その人を無条件に信じる
自分の価値観や判断を押し付けるのではなく、その人が自主的に行動できるようサポートするイメージです
例えば、子供から「遊びに行ってもいい?」と聞かれた場合…
- 「行ってもいいよ」と承認する
- 「宿題が終わったらいいよ」と条件を付ける
これはダメです
「自分で決めていいんだよ」が良いと本書では書かれています
また、『無条件に信じる』とは、たとえ嘘をつかれてもその嘘も含めてその人を”見る”ということ
もちろん、「完全にお人好しになって、あえてダマされよう」というのは違います
こちらから無条件に信じなければ、相手も無条件に信じてくれないということを著者は指摘しています
さいごに
愛するとは、「わたし」から脱却して、他者を尊敬することです
愛することは簡単にできることではありません
だから『勇気』という言葉が使われているんだと思います
今回は『幸せになる勇気』の内容をかなり削ぎ落してまとめました
本書ではアドラー心理学を普段の生活で実践する方法が紹介されています
対話形式で進むので読みやすい本です
気になる方は手に取ってみてください
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント
裏切られようがだまされようが相手を愛せ
イエスレベルでないとやはりなかなか無理だろう。
イエスレベルになれない自分をまず認めなければならないかもしれない。
deds さん
ですね。本書を読んで「ここまでするのか」と思いました。
ありのままの普通の自分を認めることも意識しないと難しいですしね。