消費を先送りすると多くの喜びを得られる!?

節約

食べたいもの、手に入れたい物、行ってみたい旅行先などがある時にみなさんはどうしますか?

すぐに買って消費しますか?
それとも、少し我慢してから購入、消費しますか?
今はクレジットカードという便利なものもあるので、先に消費して後で支払うという選択肢もあるでしょう。

どの方法が最も満足度が高いのでしょうか?
同じ金額を支払うのであれば、なるべく満足度が高い方がいいですよね。

結論から言いますと、最も満足度が高くなる方法は上の選択肢にはありません。
その方法とは、『先に支払って、消費を先送りすること』なんです。

なぜそうなのか?その理由を『幸せをお金で買う 5つの授業(著:リザベス・ダン、マイケル・ノートン)を参考にしながら紹介します。

喜びが増える理由その1:支払いの痛みが減る

喜びが増える理由の1つに『支払いの痛みが減る』ということが挙げられます。

お金を支払う時は、誰しもが少なからずお金が減るという痛みを感じます。
この嫌な感情が消費とほぼ同時期であると、そのものを心から楽しむことができなくなるのです。

例えば、高級なレストランで1万円を支払って高級な料理を食べる場合を考えてみましょう。
食べた後に支払いがすぐあるのであれば、「この料理は1万円かぁ~」とお金のことが頭をよぎり、料理の風味やレストランの雰囲気などを楽しむことを邪魔します。

しかし、2か月前にこのレストランに支払いを済ませていた場合はどうでしょう。
お金を支払う時には同様に痛みを感じるでしょうが、2か月後に料理を食べる時にはその痛みがほぼなくなっています。
2か月前に支払ったことは記憶の彼方に消えてしまい、お金のことは気にせず料理を楽しむことができるのです。

喜びが増える理由その2:未来が曖昧であること

『未来が不確実なこと』も喜びが増える理由として挙げられます。

未来が不確実なために、人は未来の楽しい事に対してポジティブな期待をふくらませることができます。
ポジティブな期待が膨らむと、ワクワクしながら待っている時間も幸せな気持ちになります。

例えば、金曜日の方が日曜日よりもワクワクしませんか?
これは、「土日はゆっくり休めるぞ」とか「レジャーに行けるぞ」と未来に対して期待が膨らんでいるからです。
会社員の方はこの気持ちがよくわかると思います(8myにも痛いほどわかります)。
実際に日曜日に休みを満喫している時ももちろん楽しいのですが、そこにいたるまでの過程も非常に幸せなものになるのです。

そしてポジティブな期待を膨らませると、そのものに対しての評価も上がることも分かっています。
南カリフォルニア大学の研究に以下のようなものがあります。

学生たちにテレビゲームをする前に1分間、そのゲームがどのくらい楽しいかを想像してもらった。
するとゲームをより楽しめることがわかった。

『思考は現実化する』ではないですが、そのものを『楽しいもの』と考えていると、より楽しめるようになるんですね。
このことからも、わざと消費を先送りして時間を空けることのメリットが見えてきます。

喜びが増える理由その3:我慢の効果

最期が『我慢の効果』です。

ワシントン大学の研究で以下のようなものがあります。

学生たちにチョコレートを食べてもらう実験を行った。

Aグループの学生にはすぐにチョコレートを食べてもらった。
Bグループの学生には30分我慢してからチョコレートを食べてもらった。

するとBグループの学生たちのほうがチョコレートをよりおいしいと感じていた。
待たされることによって、体が欲しがるようになり、少々よだれが余計に出るようにもなっていた。

欲しいものを我慢すると、そのことを想像することが多くなります。
想像することでさらに欲しい気持ちが高まり、手に入れた時の感動が大きくなるのです。

実際には実行が難しい(まとめ)

以上のことから、『先に支払って後で消費すること』は満足度や幸福感を非常に高めることがわかります。

しかし、実際にはこれを行うのが難しいのです。
消費を先送りすることが有効だとわかっていても、現実に欲しいものが目の前にあったらすぐに消費してしまうことが多いと思います。
これは、『未来が曖昧なもの』に対して『現実が強烈』だからです。

さらに、現在はクレジットカードという便利なものも使えるようになり、お金が手元になくても消費できてしまう世の中になりました。
これでお金の制約も無くなってしまったため、人は余計に我慢ができなくなってしまっているのです。

グッと堪えればより上手な消費ができるので、普段から意識するしかありませんね。

 

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