2019年10月1日から消費税が10%になります。
増税で物の値段が上がってしまうと、家計への負担が増え、みんなが消費を控えてしまいます。
政府はなるべくそうならないように様々なお得になる制度を準備してくれています。
今回の記事では、そんな増税後にお得になる制度を6つ紹介しようと思います。
まず、特定の人が関係する制度としては以下の4つが挙げられます。
- 自動車税の減税
- 住宅取得時の支援制度
- 年金生活者支援給付金
- プレミアム付商品券
また、全員が使える制度としては以下の2つがあります。
- 軽減税率
- キャッシュレス決済に対する還元制度
せっかく政府が準備してくれている制度なので、使えるものは使いたいですよね。
今回の記事では、これらの制度についてザックリと見ていきます。
自動車税の軽減
以下のように自動車にかかる税金が変更されます。
- 毎年かかる「自動車税」を1,000円~4,500円減税
- 購入時にかかる「自動車取得税」を廃止し、「環境性能割」を創設
自動車税が減るの!?やったー!と8myも喜びましたが、調べてみるとそうではありませんでした。
自動車税が安くなるのは、新車を消費税10%増税後に購入した場合です。
そして、残念なことに軽自動車税は下がりません。
普通車にかかる自動車税のみです。
また、「環境性能割」を創設されたことで、電気自動車や燃料電池車などは非課税、また燃費のいい車ほど取得時の税金が下がります(軽自動車、普通車を問わず)。
政府からすると「税金を安くするけど、その代わり性能の良い普通車を新車で買えよ!」ってことなんでしょうけど…
取得時の価格や高い維持費のことを考えると、この程度の減税では買おうとは思いませんね。
中古の軽自動車に軍配が上がります。
住宅取得時の支援制度
住宅を新規で取得する人が減らないように以下のような支援制度が設けられています。
いずれの制度も、すでに住宅を取得している人は対象外です。
- 父母や祖父母からの贈与税の非課税枠を「3千万円」に拡大
- 「住宅ローン減税」を13年に延長
- 最大50万円の「すまい給付金」がもらえる
- 家具や家電と交換できる「次世代住宅ポイント」制度
8myは持ち家があるので全く関係ない話です…
これから住宅を新規で取得する人はフル活用してください。
年金生活者支援給付金
65歳以上の国民年金を受け取っている人に対して、最大で月に5,000円が支給されます。
また、「障害基礎年金」と「遺族基礎年金」も対象になります(こちらは年齢関係無し)。
これも8myには関係のない制度です…
プレミアム付商品券
2万円で2万5千円分の買い物ができる商品券です。
特に申請も必要なく、対象者には自治体から引換券が送られてきます。
対象者は以下のとおりです。
- 2016年4月2日以降に生まれた子供がいる世帯主
- 2019年度の住民税が課税されなかった人
8myの家にも先日届きました。
今年に子供が生まれたのでね。
有効期限は今年度末、また届いた案内を見ると住んでいる地域の幅広いジャンルの店で使えるので結構使いやすそうです(自治体ごとに差があると思いますが)
軽減税率
「食品」、「お酒を除く飲料」、「配達される新聞」については、税率がそのまま8%に据え置かれます。
「なんで新聞なんだよ!新聞なんてネットもあるし要らねー」とツッコミを入れたくなります。
圧力がかかったんですかねぇ?なんだか闇を感じます。
食品については、店内での飲食は消費税10%、持ち帰りは8%と非常にテクニカルな税制になっています。
よくわからない場合はお店の人に確認しましょう。
(お店の人も税制が複雑で大変ですね…)
また、いつまで軽減税率が続くかは未定となっています。
キャッシュレス決済に対する還元制度
2020年6月までの9か月間限定の制度です。
対象の中小店舗で電子マネー、クレジットカード決済、QRコード決済などのキャッシュレス決済をすると国が5%還元してくれます(フランチャイズの場合は2%)。
還元の方法は、後日ポイントを付与するパターンと、その場での値引きのどちらかで行われます。
この↓のマークがあるお店であれば、この還元が受けられます。
おそらく、レジまわりや店の入り口など分かりやすいところに張り出されると思います。
対象店舗はサイトで探せるので是非チェックしてみてください。
店ごとに対応しているキャッシュレス決済が違う点には注意が必要ですね。
また、楽天やAmazonなどのECサイトでも、出店している各加盟店が個別に申請していれば還元を受けることができます。
いつも現金で支払っている!という人はこの機会にキャッシュレス決済に移行してみるといいかもしれませんね(普段でもポイントが還元されてお得だし)。

以上、増税対策のお得な制度の紹介でした。
増税後も上記のような支援制度を活用してなるべくお得に過ごしましょう。
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